サル以外で道具を使うのはラッコだけらしいぞ【可愛すぎるラッコの生態】
ちゃお。
とんこつはラッコが大好きである。
ラッコの生態については一つの記事で書くことは不可能だ。
それほどラッコは奥が深い。
まずラッコは漢字で「海獺」と書く。
海のカワウソだ。
イタチが川に進出し進化したのがカワウソ。
カワウソが海洋に進出したのがラッコなのだ。
今回はその謎に満ちたラッコの習性のごく一部を紹介しようと思う。
ラッコの習性
霊長類以外で道具を使うのはラッコだけ
ラッコについて興味を持ったの石を使って貝を食べるという習性だ。
多くの人が勘違いをしていると思うが、石を持って貝を割るのではなく、貝を持ってお腹の上の石に叩きつけて貝を割る。
なぜだ?
それもそのはずこれは大切なマイ石なのだ。
ラッコはお気に入りの石を一つ決めるとそれをずっと使い続ける。
そんな石を手にもってぶんぶん振りかざそうものなら、広い大海原に大切な石がすっ飛んでいくかもしれない。
それはラッコにとって死を意味する。
無くなるなら貝のほうが100倍マシなのだ。
ラッコロボットがとらえた野生ラッコの貴重な石割シーン
大人になる儀式それは「マイ石(ストーン)」を見つける事
ラッコの子育ては母親のお腹の上で行われる。
基本的にラッコが地上にいくことは一生のうちでほとんどない。
海上で母親から餌の取り方、石の使い方を学ぶ。
そして大きくなり自分のお気に入りの石を見つけに行く。
自分のお気に入りの石は仲間に自慢することもあるらしい。
一人で石を使えるようになればラッコは一人前なのだ。
母親の腹の上で眠る一人前になりきれていないラッコジュニア
ラッコはマイ石を脇の下のポケットにしまう。
大切なマイ石はどうやって保存しているかというと、脇の下にポケットがある。
カンガルーなど有袋類的なポケットではなく、皮膚のたるみを利用して石をしまうしまうのだ。
中年オヤジが飲み会で、三段腹に女性社員の小物をしまい込むよな感覚だ。
この石は海中に潜る際の重石としても使いもする。
それほど大事な石を失くしてしまうと、ラッコはひどく落ち込み体調を崩してしまう。
ラッコと石は切っても切れない ラッコ=石といっても過言でもない。
寝るときはみんなで手をつないで寝る。
ラッコは海上で寝るときはみんなで手をつないで寝る習性がある。
海上でぷかぷか浮いて寝るため、海藻があれば体に巻き付けて寝る。
しかし、海藻が無い場合手をつないで群れからはぐれないように寝るのだ。
そもそもラッコは泳ぎが得意ではない。
だから貝類や甲殻類など動きが遅いものを食べる。
のんきにぷかぷか一人で寝ようものなら、起きたらあらびっくり群れから孤立してしまう。
おまけに泳ぎも下手とあれば群れに合流できないかもしれないのだ。
まとめ
いかがだっただろうか
ラッコは最強ということはわかってもらえたと思う。
ラッコの可愛さにあふれた生態はまだまだこんなものではない。
ぜひとも近くの水族館にラッコがいるのなら見に行って癒されてほしい。