【2020救済予想】社労士試験合格基準点の考え方まとめ
こんにちは。
ユーキャンやTACの合格予想が公開され、ある程度救済科目の基準引き下げ候補が固まってきたのではないでしょうか。
最後の最後まで蓋を開けてみないとわからないですが、救済候補は「労一」「社一」「健保」が有力候補。
あとは受験後に救済候補に挙げられた「労基」。
「労基」は各予備校のデータを見ると、思ったより点数がとれている様子。
しかし今年の「労基」は3点確保は難しかった。
選択式の難易度はここ数年では、難しい部類に入る年度ではないのかな?という肌感覚です。
さてここで合格基準点をおさらいしていこうと思います。
厚生労働省が公表しておりますので引用させて頂きます。
各科目の基準点に補正が入り、基準点引き下げはかなり浸透してきて周知の通りだと思いますが、全体を読んでみると、なにやら恐ろしい文を見つけたので考察していきたいと思います。
では早速確認していきましょう。
1.合格基準点
合格基準については、国民に分かりやすい簡易なものとすることが望ましいことから、平成12年度より、出題形式(選択式40問、択一式70問)、過去の合格基準の動向及び他の試験制度の現状を考慮し、次の条件を合格基準点とした。
選択試験 | 総得点 | 40点中 | 28点以上 (平成12年度平均点 25.9点) |
※満点の7割以上 | |||
各科目 | 5点中 | 3点以上 | |
択一試験 | 総得点 | 70点以上 | 49点以上 (平成12年度平均点 35.1点) |
※満点の7割以上 | |||
各科目 | 10点以上 | 4点以上 |
2. 年度毎の補正
上記合格基準点については、各年度毎の試験問題に難易度の差が生じることから、試験の水準を一定に保つため、各年度において、総得点及び各科目の平均点及び得点分布等の試験結果を総合的に勘案して補正を行うものとする。
(1) 総得点の補正
① 選択式試験、択一式試験それぞれの総得点について、前年度の平均点との差を少数第1位まで算出し、それを四捨五入し換算した点数に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする(例えば、差が△1.4点なら1点下げ、+1.6点なら2点上げる。)。
※ 前年の平均点との差により合格基準点の上下を行うが、前年に下記③の補正があった場合は、③の補正が行われなかった直近の年度の平均点も考慮する。
② 上記①の補正により、合格基準点を上下させた際、四捨五入によって切り捨て又は繰り入れされた小数点第1位以下の端数については、平成13年度以降、累計し、±1点以上となった場合は、合格基準点に反映させる。ただし、これにより例年の合格率(平成12年度以後の平均合格率)との乖離が反映前よりも大きくなった場合は、この限りではない。
③ 下記(2)の各科目の最低点引き下げを2科目以上行ったことにより、例年の合格率と
比べ高くなるとき(概ね10%を目安)は、試験の水準維持を考慮し合格基準点を1点
足し上げる。
(2) 科目最低点の補正
各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正する。
ただし、次の場合は、試験の水準維持を考慮し、原則として引き下げを行わないこととする。
ⅰ) 引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合
ⅱ) 引き下げ補正した合格基準点が、選択式で0点、択一式で2点以下となる場合
考察
恐らく合格基準の考え方が公表されてから、2.(2)の科目最低点の補正は有名になってきたのではないでしょうか。
訴訟を起こして、合格基準点の考え方が公表され明確になったためこれまであった1点の温情救済がなくなったようですが、個人的には白黒はっきりしていいと思います。
余談はさておき。
毎年選択の救済が試験後には盛り上がるわけです。
意味もないとわかりつつも、予想ブログを毎回見に行ったり。
とんこつも同じで落ち着かないので、見るより記事書いちゃおうと思って書いてるわけです。
選択救済の注目が高すぎて、2.(2)の科目最低点の補正ばかりに目が行きますが。
1.(1)総合点の補正とか今までとくに読んだことなかったぞ??
①はなんとなくわかる。
②は「え?!」
こんなのあったの?①で四捨五入した端数ってキャリーオーバー的な仕組みだったの??(笑)
③は2.(2)の科目最低点の補正を行ったあとに、合格率が10%近くになるように調整するルール。
「えー!?」
各科目の基準点引き下げが、総得点の補正に連動するのか。
今年は「労一」「社一」「健保」が基準点引き下げの候補。
「社一」はユーキャンデータから思いの外伸び悩んだものの、平成30年の救済時と動きが似ているので補正の可能性はかなり高いと見ています。(※あくまで素人の予想ですよ)
「労一」にいたっては昨年の激ムズ「社一」より点数が悪くなるのではと予想。
昨年は惜しくも1点救済ならずでしたが、今年の「労一」は1点救済もなくはない。
可能性はないとはいいきれません。
この3科目に補正が入り、さらには「労基」のサプライズ救済が絡めば、合格率はかなり高くなったりしないのかな?と個人的に考えるわけです。
今から最悪の場合を考えていきます。
脳裏をよぎるのが③のルール。
過去に発動実績はなく、択一と選択のどちらに1点が加算されるかも不明。
今回の択一の基準は43点±1に落ち着きそう。
あとは労災の没門示唆。
没門があると全員正解で科目点に1点加算。
噂されている労災の問6を正解と見込んでいた人には悲劇でしかありません。
この時基準点44点だった場合は没門加算で45点へ。
さらに選択式難化により大量の救済措置が発動。
合格率が10%超へ。
そこで③のルールを発動し1点加算で基準点が46点へ。
考えただけで恐ろしいです。(笑)
上手い事この試験は相対的になるように作り込まれていますね。
②のキャリーオーバーも絡んだらと考えると。。。
流石にここまで高くなることは無いと思いますが。
なんだかんだ43点±1に落ち着くだろうと予想していますが、今年の試験は波乱に満ちそうな気が心のどこかでします。
何も脅かしたいわけではありませんが、こんなルールがあるんだと共有の為に書きました。
受験を終えた方、またリスタート始めた方、今後について悩んでいる方。
コロナ禍の中勉強を続けると言う事は大変だった思います。
来年もまだまだこの状況は続きそうですが、それでも目標に向かって努力する事はすごいです。
頑張った方々が受かるといいですね。
とんこつも合格したい!(笑)
とんこつは9月に入ってのんびりしています。
ブログちょこちょこ再開しつつ、中企業診断士の勉強を始めてみたり。
あとこのボディビルの記事が人気!
グーグルから検索して入ってきてるみたい。
意外に需要があるんだなーと思います。
コロナが落ち着いたらボディビルの大会見に行ってみたいなぁ(笑)
個人的にはラッコの記事が好きですが(笑)
娯楽で書いたので息抜きでよかったら見てやって下さい。
では本日は以上!