失業保険を150万以上受給して転職した話

今の会社を辞めたいが、辞めた後の収入が不安だ...
資格もスキルも無いのに、今より給料の高い仕事に転職できるかわからない...

転職を検討されている方は、色々な不安が重石となってなかなか離職に踏み切れないこともあるかと思います。

収入面の不安をいっきに解消してくれる国の制度があるんです!
失業保険や失業手当という言葉を聞いたことがありますか?

正確には雇用保険の中の失業等給付の中の基本手当といいますが、そんな細かい事はさておき以下記事の中では「失業手当」と呼びますね!
実際に受給する時にハロワでは「基本手当」を受給したいのですが...と伝えて下さい(笑)

失業手当ってそもそも何?

雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるものです。

いくらもらえるの?

雇用保険で受給できる1日当たりの金額を「基本手当日額」といいます。
この「基本手当日額」は原則として離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(つまり、賞与等は除きます。)の合計を180で割って算出した金額(これを「賃金日額」といいます。)のおよそ50~80%(60歳~64歳については45~80%)となっており、賃金の低い方ほど高い率となっています。


どのくらいもらえるの?

受給資格に係る離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間及び離職の理由などによって決定され、90日~360日の間でそれぞれ決められます。
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わかりづらっ!(笑)
なので要点だけ説明します。


大事なのはいくら?どのくらい?ですよね!

簡単な話
過去6カ月の賞与を除く給料を180で割る

その額のだいたい60%が日当
日当×所定給付日数分貰える

具体例 月収20万円の場合
20万×6カ月÷180
=6,666円
6,666円×60%≒4000円
4,000円×90日(所定給付日数)=36万円が受給できることになります。

所定日数というのは解雇にあった、パワハラで辞めたなどの人以外は大体の人が90日です!

この被保険者であった期間というのは働いてた期間と考えてください。
※給料から雇用保険料が天引きされていること
転職経験者で失業手当を今まで受給した事がない方は離職から転職までの期間が1年未満の場合は通算されます。受給する額を増やすにはこのシステムをうまく使います。

36万円てことは月12万円じゃん。
90日なんて短いよ。
そんなんじゃ生活できないよ...

なら解決方法としては「貰える期間を増やす」「一日当たりの失業手当の額を増やす」このふたつ


貰える期間を増やすのは「職業訓練」、一日当たりの失業手当の額を増やすは「時給の高い派遣や契約社員で少しだけ働いてみる」です。

職業訓練はハロワが民間の専門学校などに委託して訓練を実施してます。授業料は無料、交通費やさらに受講手当という、訓練に通うだけで貰えるうますぎる手当も貰えます。

期間も訓練によって様々ですが短くて3カ月から長くて1年以上など豊富です。
人気の簿記資格や医療事務、CADやプログラミングなど様々で、学費を年間100万近く払ってる学生さんと同一のクオリティで授業を受ける事が出来ます。(授業してくれる講師は一緒なので(笑))

僕は事務職の職業訓練に通い「簿記2級」「税務検定 法人税 所得税 消費税」の資格を取得し「Excel」のVBAまでできるようになって初任給25万で就職することができました。
ちなみにTACで簿記2級を受講するとなれば7万以上かかったりします。

さらにすごいのが失業手当をフルで受給しながら学べるという事です。
僕の場合は3カ月失業手当を受給し6カ月の職業訓練に通いました。訓練終了後にはご褒美で1か月の就職活動にあてるための失業手当が貰えます。なので10カ月分の失業手当を受給することができました。

今考えればお金をもらいながら学校に通い、資格を取得できるというとんでもない制度です(笑)
働きながら学校に通い、資格を取得したら転職しようと考えている人は100%こっちの方が効率いいです!
特に簿記資格はとんでもない効果をもたらします!
事務職への転職を考えるなら簿記とExcelは必須です!

ぶっちゃけ訓練は楽しいですよ(笑)
友達もできるし、授業も面白いです。同じ訓練生や先生と遊びにいったりとかもありました(笑)
話が脱線しましたが期間を延ばす方法は「職業訓練」に通うことです。

4000円×300日で120万!?
10カ月も失業手当を受給できて資格も就職もなんて安心じゃん!
すぐ今の会社を退職じゃい!
となったあなた。
そうは問屋がおろしません。
離職理由には「会社都合」と「自己都合」あるのです。

詳しい話は別でするとしてよほどの理由がない限り自己都合による退職は「給付制限」という悪魔の制限がついてきます。
そうでもしないと失業手当の受給目的の人たちで溢れ返るからです。
その制限期間はなんと3カ月。
ハロワで手続き後にだいたい3ケ月の制限期間満了後にようやく失業手当が貰えるという流れなのです。

3カ月も無給なんて生活できないですよね。
転職の勇気もなくなります(笑)

そこで「時給の高い派遣や契約社員で少しだけ働いてみる」です。
最初のほうで書いた”転職経験者で失業手当を今まで受給した事がない方は離職から転職までの期間が1年未満の場合は通算されます。”
というのを覚えていますか?
ここをうまく使うんですよね。

派遣や契約社員は3カ月や6カ月毎などで契約期間が決められており、その契約満了のタイミングで辞めてしまえば給付制限がかからないのです。

離職してすぐ契約社員として働けば雇用保険の期間は継続されますので、3カ月又は6カ月で辞めても失業手当が給付制限なしで受給することが出来ます。
失業手当の額は最後の6カ月間の給料できまるので、高時給の非正規で働けば後の300日も貰える金額に大きく影響します。
最後の6カ月で給料をうんと高くするのです。
あと契約社員は入りやすく辞めやすい(笑)
それが一番でかいです。

半年なら我慢できる!という方は大手の工場勤務がおすすめです!
自分も前職は工場勤務だったのですが年収450万ありました(笑)
賞与も半年に一回50万円ほど振り込まれます。

DENSOは特におすすめですね!
自分は失業手当の一日あたりの金額は6000円ほどだったので1月18万円ほどもらってました!
しかも非課税なので所得税、住民税、国保の計算の対象になりません!
受給後一年間の税金等の支払いも何十万単位で安くなります!

転職の準備期間としては長くなりますが収入面での心配を失くし、かつスキルアップをして転職したい方にはおすすめの方法です。